出会い厨とは何かを、読み方から見分け方や対処法まで分かりやすくお伝えします。
知らない相手からのDMに戸惑っていませんか。
- ゲームやSNSで急に会おうと誘われた
- 相手が出会い厨なのか判断できない
- 断ったあとに何をされるか不安
相手を疑うこと自体に、どこか後ろめたさを感じてしまいますよね。
もやもやが晴れないのは、相手の人柄を疑っているからではなく、その場の目的と相手の目的がずれていることに名前が付いていないからです。
出会い厨とはどういう相手を指すのかを調べた結果、次のとおりでした。
- 出会い目的ではない場所に来る人
- 会う前の言動でほぼ見分けられる
- 返事をせず離れるのが最善手
ここからは出会い厨の特徴と見分け方を、場所ごとの絡まれ方まで含めてご紹介しますね。
相手との距離感は早めに決めたほうが気持ちがラクになりますよ^^
出会い厨とはどんな人を指す言葉か
まずは言葉の正確な意味と、どこから生まれた言い方なのかを整理します。
出会い厨とは、出会いが目的ではない場所へ出会いだけを求めて来る人を指す言葉です。
ここで大事なのは、恋愛感情そのものを責めている言葉ではないという点です。
ゲームを遊ぶ場、作品を見せ合う場、情報を交換する場に、別の目的だけを持ち込む姿勢が問題にされています。
読み方はであいちゅうで意味は蔑称
読み方は「であいちゅう」で、そのまま音読みするだけの言葉です。
丁寧な呼び名ではなく、相手を下に見て使う蔑称にあたります。
そのため、面と向かって相手に投げる言葉としては向いていません。
誰かを名指しで呼ぶより、自分の中で相手の型を判断するための言葉として使うほうが安全です。
言い切ってしまうと相手の反発を招きますし、こじれると連絡を断ちにくくなるからですね。
出会い厨は何かの略ではない
検索では「何の略ですか」という聞かれ方がとても多い言葉です。
結論をお伝えすると、出会い厨は何かを省略してできた言葉ではありません。
「出会い」と「厨」という2つの要素をつないだ造語という成り立ちです。
略語だと思って探すと元の言葉が見つからず、意味にたどり着けないまま止まってしまいます。
後半の「厨」が何を指すのかさえ分かれば、言葉全体の意味はすんなり通りますよ。
厨が付いた由来は中坊の言い換え
「厨」はもともと「厨房」という形で使われていたネット用語です。
中学生を指す俗語の「中坊」と同じ読みであることから、隠語として置き換えられたと説明されています。
つまり、中学生くらいの分別しかない振る舞いだ、という揶揄が込められた言い方です。
変換ミスから生まれたという説も見かけますが、そちらは確証のない俗説とされています。
同じ作りの言葉に、小学生を指す消防や高校生を指す工房があります。
長期休みに騒ぐ人を指す春厨や夏厨も、この並びから生まれた言い方です。
広まったのは2000年代前半の匿名掲示板で、そこから今のSNSやゲームの文脈へ移ってきました。
出会い厨とヤリモクやナンパの違い
似た言葉が並ぶので、まずは何を基準に呼び分けているのかを押さえておきましょう。
見るべき観点は、現れる場所の目的と、相手が最終的に何を求めているかの2つです。
| 呼び方 | 現れる場所 | 相手の狙い |
|---|---|---|
| 出会い厨 | 出会いが目的でない場 | 会うこと自体 |
| ヤリモク | 出会いの場も含む | 体の関係 |
| ナンパ | 路上やお店 | その場での誘い |
| 業者アカウント | SNSやアプリ | 外部サイトへの誘導 |
表のとおり、出会い厨だけが場所の目的とのズレで判断されています。
だから、出会いを前提としたマッチングアプリで会おうと言われても出会い厨とは呼ばれません。
逆に、ゲームや趣味アカウントで同じことを言われると一気に浮いて見えるわけです。
なお、オタク文化の側では、集まりの人間関係をかき回す人を指す「サークルクラッシャー」という言い方も併記されています。
出会い厨の特徴と見分け方
ここでは会う前の言動だけで判断できる材料をまとめます。
出会い厨の見分け方は、話題が相手ではなく会うことへ寄っていくかどうかで判断できます。
1つ当てはまっただけで決めつけず、いくつ重なるかで見るのがコツです。
プロフィールに出る出会い厨の傾向
やり取りが始まる前に、プロフィール欄で分かることが意外とあります。
- その場の話題に関する投稿がほとんどない
- 年齢や住んでいる地域だけが強調されている
- フォローが特定の性別に偏っている
- アイコンが本人と分かる自撮りに差し替えられている
いちばん分かりやすいのは、投稿の中身と自己紹介の熱量が食い違っている場合です。
その場を楽しむための情報が薄いのに、自分の属性だけ丁寧に書いてあると目的が透けます。
会って早い段階で誘ってくる
会話が始まって数往復で、会う話を出してくるのが典型的な流れです。
「直接話したほうが早い」「文字だと伝わらない」という言い回しがよく使われます。
これは断りにくさを利用した誘い方なので、返事を急がなくて大丈夫です。
本当にその場を楽しみに来た人は、まず共通の話題を掘り下げようとします。
個人情報をやたらと聞きたがる
住んでいる地域や最寄り駅を、雑談のふりをして早々に聞いてきます。
年齢や学校名、勤務先の業種などもよく聞かれる項目です。
「近かったら会えるね」という一言に着地するなら、狙いは会うことにあります。
信頼関係ができる前に住所の手がかりを渡すのは避けたほうが無難です。
断りたくても答えてしまうのは、質問が世間話の形で来るからなんですよね。
顔写真や容姿にこだわる
「顔が見たい」「写真ある」と、早い段階で容姿の確認をしてきます。
そのやり取りの前後で、話題への関心がほとんど深まらないのが特徴です。
写真を送るかどうかで態度が変わる場合は、判断がかなりはっきりします。
好みに合うと分かった途端に距離を詰め、そうでないと連絡が途切れるという落差ですね。
相手を見た目で選別している状態なので、こちらが気に病む必要はありません。
会話が一方的で自分の話に戻る
こちらが話題を振っても、数行で自分の話へ戻っていく形が続きます。
返信の速さだけは異様に安定していて、内容だけが噛み合いません。
下心が見えるというより、会話の主導権を渡さない進め方に違和感が出ます。
読んでいてどっと疲れるのは、相手の関心がこちらの話に向いていないからです。
断ったあとに態度が変わる
ここが判断としては一番はっきりする場面かもしれません。
誘いを一度断ったときに、急に冷たくなったり責める言葉が出たりします。
逆に、しつこく理由を聞いてくる形で粘る相手もいます。
相手を尊重して近づいていたなら、断られた時点で引き下がるのが自然だからです。
男の出会い厨によくある入り方
男の出会い厨は、助ける役回りから入ってくる型がよく見られます。
ゲームなら装備やアイテムを譲る、SNSなら作品や投稿を熱心に褒めるという入り方です。
好意そのものは悪いことではないので、そこだけで判断しないでくださいね。
分かれ目は、こちらが受け取ったあとに見返りとして会う話が出てくるかどうかです。
与えたぶんを取り返そうとする流れになったら、距離を取る合図と考えて構いません。
女の出会い厨と業者アカウント
女の出会い厨も当然いて、こちらは見分けの難しさが少し違います。
まぎらわしいのは、女性を装った業者アカウントが混ざっている点です。
業者の場合は、会話の途中で必ず別のサイトやアプリへ移そうとします。
「ここだと通知が来ないから」といった理由付きで、リンクが送られてくる形ですね。
会いたいのか、外へ連れ出したいのかで、出会い厨と業者は切り分けられます。
ちなみに、性別を偽ってなりすます行為はネカマという別の呼び方で扱われています。
出会い厨が多い場所と絡まれ方
ここからは、どこでどんな入り方をされるのかを場所ごとに見ていきます。
絡まれ方はサービスごとに型が決まっていて、先に知っておくだけで身構えずに済みます。
XのDMで来るパターン
検索の質問を見ると、出会い厨という言葉はXまわりで最も多く調べられています。
Xで多いのは、投稿への短いリプライから始まってDMへ移る流れです。
公開の場では当たり障りのない返信をして、DMで一気に距離を詰めてきます。
やり取りが人目に触れない場所へ移った時点で、相手の言葉づかいが変わることも珍しくありません。
DMを誰からでも受け取れる設定にしていると、面識のない相手からも直接届きます。
設定を見直すだけで届く数が減るので、対処の前にまずここを確認しておくとラクです。
DMという連絡手段そのものの性格はこちらでも整理していますので参考にしてみてください^^
インスタのDMやストーリー
インスタでは、ストーリーへの反応を入り口にする形が目立ちます。
スタンプや短い感想が続き、そのままDMの会話へ流れ込む作りだからです。
写真が中心のサービスなので、容姿への言及が最初から出やすい傾向もあります。
気になる相手が現れたら、ストーリーの公開範囲を親しい友達だけに絞る手もありますよ。
オンラインゲームのボイスチャット
オンラインゲームでは、協力プレイの流れで自然に接点ができます。
やっかいなのは、ボイスチャットに入った瞬間に声で性別が伝わってしまう点です。
金曜の夜に固定メンバーで遊んでいたら、初参加の人だけがずっと自分に話しかけてくる。
ゲームの話をしているのに、こちらの生活の話ばかり引き出そうとしてくる状態ですね。
そんなときは、パーティーを抜けるかテキストチャットへ戻すだけで距離が作れます。
ゲーム内の通報機能は、そのタイトルの運営が対応してくれる窓口として用意されています。
オタク界隈の同人イベントやライブ
オタクの出会い厨という聞かれ方も、検索ではかなり多い部類に入ります。
同人イベントやライブの現場は、共通の好きなものがあるぶん心の距離が縮まりやすい場です。
その空気を狙って、作品や推しの話を入り口に近づいてくる人がいます。
見分けやすいのは、作品への感想が具体的にならないまま連絡先の話になる場合です。
本当に好きで来ている人は、まず作品そのものの話を続けたがりますからね。
趣味のコミュニティや掲示板でも、同じ入り方がそのまま当てはまります。
マッチングアプリは該当するのか
マッチングアプリは出会うために使う場所なので、出会い厨という呼び方は当てはまりません。
そこで会おうと誘われるのは、サービスの目的どおりの行動だからです。
ただし、会話の進め方が乱暴だと感じたら距離を取る判断は同じで構いません。
なお、この種のアプリは18歳以上が前提で、登録時に年齢の確認が行われます。
一方、ゲームやSNSは年齢の幅が広く、そこが一般のアプリとの決定的な違いになります。
なぜ気持ち悪いやうざいと言われるのか
ここでは嫌われる理由と、開き直る側の言い分の両方を見ていきます。
気持ち悪いと言われるのは下心そのものではなく、場の約束事を無視している点にあります。
場の目的を壊してしまうから
ゲームや趣味の場は、その話題を楽しむという前提で人が集まっています。
そこに別の目的が持ち込まれると、周りの人は警戒しながら過ごすことになります。
一人がうざい絡み方をするだけで、誰が安全か分からない空気に変わってしまうわけです。
結果として、気軽に発言していた人が黙り、場そのものが痩せていきます。
何が悪いと開き直る側の言い分
言われた側からは、何が悪いのかという反応が返ってくることがあります。
出会いを求めること自体は自由なのだから、という理屈ですね。
その言い分は、目的が場の趣旨と一致していれば確かに成り立ちます。
問題にされているのは出会いを求めた事実ではなく、断られたあとも続ける点です。
相手が望んでいないと分かってからの行動が、迷惑という言葉に変わります。
規約で禁止されるのはどこからか
マナーの話に見えますが、実際には各サービスの規約に書かれている範囲があります。
例としてDiscordのコミュニティガイドラインを見ると、線の引かれ方がはっきり分かります。
1つ目の項目で、嫌がらせを行うこと自体が禁止だと明記されています。
さらに8つ目の項目では、18歳未満との性的なやり取りを一切禁じています。
つまり、誘うこと自体ではなく、繰り返す行為と相手の年齢が線引きになっているわけです。
ここを知っておくと、通報するときに何を書けばよいのかが見えてきます。
出会い厨への対処法と通報の手順
この章では、実際に絡まれたときの動き方を順番にまとめます。
出会い厨への対処法は、返事をせずに関係を切るのが最も確実で早い方法です。
返信せずブロックするのが基本
まず前提として、丁寧に説明して分かってもらう必要はありません。
返事をすると、話を続ける余地があると受け取られてしまうためです。
既読のまま返さない形でも十分で、そのままブロックまで進んで問題ありません。
ブロックしたことが相手に通知されるサービスは基本的にないので、身構えなくて大丈夫です。
いきなり切るのが気になるなら、まず通知を切って距離を置くところから始めてもいいですね。
個人情報やLINE交換の線引き
会う前に渡してよい情報と、渡さないほうがよい情報を分けておきましょう。
- 本名や学校名、勤務先
- 最寄り駅や通学通勤の経路
- 背景に場所が写り込んだ写真
- 本名や誕生日が分かるアカウント名
とくに注意したいのは、LINE交換をどの段階で受けるかという判断です。
LINEはアイコンや名前、タイムラインからつながりが見える作りになっています。
SNSのDMと違ってブロックしても相手側に残る情報があるので、渡す前に一呼吸置きたいところです。
ライン交換を持ちかけられたときの下心の見抜き方はこちらの記事も分かりやすいですよ^^
通報を出すタイミング
通報は、断ったのに連絡が続いた時点で出して構いません。
先ほどの規約の話のとおり、繰り返す行為そのものが対象になっているからです。
大事なのは、ブロックする前にやり取りの画面を残しておくことです。
ブロックすると過去のメッセージが見えなくなるサービスがあり、証拠が手元から消えます。
通報の窓口は、SNSなら相手のプロフィール画面、ゲームなら運営の問い合わせ先が入口です。
あわせて、友人や家族に状況を話しておくと判断がぶれにくくなります。
一人で抱えると、断ってよかったのかという迷いが後から出てきてしまいますからね。
角を立てずに断る言い方
相手が知人の紹介などで、完全に切りにくい場合もありますよね。
そのときは、相手を否定せず自分の事情で断る形にすると角が立ちません。
「ネットで知り合った人とは会わないようにしている」という言い方が使いやすいです。
相手の人柄を理由にしないので、反論の取っかかりを与えずに済みます。
理由を細かく説明するほど交渉の余地が生まれるため、短く言い切るのがコツです。
会うと決める前に知っておく危険
最後に、実際に会う話が出たときの判断材料をまとめます。
会うかどうかは、相手が信用できるかではなく引き返せる状況かどうかで決めてください。
ネット上で好印象だった相手が、会った場では別人のように振る舞う例もあります。
未成年が巻き込まれやすい理由
未成年が狙われやすいのは、断りにくさにつけ込まれるからです。
年上の相手から強く出られると、その場を収めるために従ってしまいがちです。
ゲームやSNSは年齢の幅が広く、大人と子どもが同じ場所に混ざります。
先ほどのDiscordの例のように、18歳未満への性的な接触は規約で明確に禁じられています。
被害が表に出にくいのは、親に知られたくない気持ちが働くためとも言われています。
もし当事者が身近にいるなら、責めずに事実だけ聞く姿勢が助けになります。
どうしても会うときの安全策
それでも会うと決めたなら、条件を先に固めてから約束しましょう。
- 昼間の時間帯にする
- 人の多い店で待ち合わせる
- 誰かに相手と場所を伝えておく
- 車での送迎は受けない
送迎を断るのは、行き先を自分で選べなくなるのを避けるためです。
同じ理由で、初回に個室や相手の自宅を選ばないほうが安心できます。
この条件を嫌がる相手なら、そこで予定を取りやめる判断がしやすくなりますよ。
自分が出会い厨と思われない線引き
ここまでの内容は、自分の振る舞いを見直す材料としても使えます。
好意を持つことも、いつか会いたいと思うことも責められる話ではありません。
線を越えるのは、相手の反応が鈍ったあとも同じ誘い方を続けたときです。
返信が短くなった、話題をそらされたという変化が出たら一度引くのが安全です。
その場の話題を一緒に楽しむ時間が積み重なれば、関係は自然と近づいていきます。
出会い厨とはどんな人かのまとめ
出会い厨とは、場の目的を無視して出会いだけを求める人を指す言葉でした。
- 読み方はであいちゅうで蔑称にあたる
- 何かの略ではなく厨は中坊の言い換え
- 会う話の早さと断った後の態度で見分ける
- 対処法は返信せずブロックと通報
- 会うなら昼間と人の多い場所が前提
言葉の正体が分かると、相手の行動を落ち着いて眺められるようになります。
判断の基準を持てば、好きな場所から離れる必要はどこにもありません。
気持ちよく遊べる相手との時間を、これからも大事にしていってくださいね。
